「カリン」はバラ科の落葉高木です。
原産は中国東部で日本への伝来時期は不明です。
4月ごろ、5枚のピンク色のかわいらしい花を咲かせます。木肌は変化に富み、重く銘木となります。
10月~11月に果実は色味を帯びて芳香を発します。
中国では、その色々な効用から「杏一益、梨二益、カリン百益」と言われています。
当施設が入所者の方々にとって、百益となるサービスを提供する施設でありたいという願いを込めて、名付けました。
「マルメロ」は「カリン」と同じでバラ科の落葉高木で、「カリン」とは属種は異なりますが、木の樹形、果実等は良く似ています。
原産は中央アジア。
山梨や長野でよく栽培されています。
一部地域では「カリン」とも呼ばれています。
果実は洋ナシに似ていて、白っぽい軟毛に覆われています。
いわば「カリン」の子どもたちということとなります。
注)「かりん」は系列の「特別養護老人ホーム」の名前に使われています。
「カリン」の生薬名を和木瓜(わもっか)といいます。わもっかには、多量のリンゴ酸が含まれるために強い酸味があります。わもっかはリンゴ酸エキスの製造原料となります。
「わもっか」も「マルメロ」同様、「カリン」とつながりのあるものです。
高齢者施設(かりん)と保育園(まるめろ・わもっか)はいつも強い絆でつながっているという想いを込めて、名付けました。